出版社内容情報
1995年3月の地下鉄サリン事件を境に〈被害者遺族〉として、10年以上にわたる裁判の傍聴、押し寄せるメディアとの対応が始まる。その中で自らの生き方を模索し、新たに見出していった軌跡を、こまやかなタッチで描く。いま「ここにいること」の大切さが伝わってくる一冊。
内容説明
一九九五年三月二十日の地下鉄サリン事件を境に、“被害者遺族”としての日々が始まる。席を確保することから始まった十年以上にわたる裁判の傍聴、押し寄せるメディアとの対応。さらに、被害者遺族の癒しの場をつくっていくこと―。そのなかで、みずからの生き方を模索し、新たに見出していった軌跡を、そして、遺された家族の再生を、こまやかなタッチで描く。「いまここにいること」の大切さが伝わってくる一冊。
目次
第1章 あの日事件
第2章 流されるままに
第3章 代表世話人になる
第4章 私だけが不幸なのではない
第5章 国の壁に挑む
第6章 戸惑い
第7章 声をあげる
第8章 アメリカに教わったこと
第9章 報道を変える
第10章 心残り
第11章 私を支えるもの
著者等紹介
高橋シズヱ[タカハシシズエ]
1947年生まれ。95年3月に起きた地下鉄サリン事件で、営団地下鉄霞ヶ関駅助役だった夫を亡くす。「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人。各地の被害者・遺族との交流を重ねる。また2000年より報道関係者といっしょに「犯罪被害者の話を聴く勉強会」を始め、その内容を『“犯罪被害者”が報道を変える』(高橋シズヱ、河原理子編、岩波書店)にまとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mittsko
茉莉花茶
ゆかり
JunTHR
takao
-
- 和書
- 中興禅林風月集抄総索引