公共の役割は何か

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  • サイズ B6判/ページ数 164p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000228657
  • NDC分類 331
  • Cコード C0033

内容説明

「大きな政府」への反省にたって、中央・地方に累積する巨額な財政赤字を直視し、なお「公共部門」がなすべき事は何か。1990年代以降に崩壊した「安定感のある社会」を再構築するためには何が必要なのか。中央と地方の役割分担、公共交通のあり方、住民参加による街づくり、大学と地域の共生…具体的な事例を材料に経済学の視点から考える。

目次

序章 安定感ある社会への欲求
第1章 市場・政府・人の満足
第2章 市場と政府はどう失敗するか
第3章 社会資本の公共性
第4章 街・地域づくりの公共性
第5章 公としての大学
終章 公器としての経済学

著者等紹介

奥野信宏[オクノノブヒロ]
1945年生まれ。67年京都大学農学部農業経済学科卒業。名古屋大学経済学部教授、同学部長、同大学副学長を経て、2005年より中京大学総合政策学部長。専攻は理論経済学、公共経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

37
地域・街づくりは、地方が成長し、地方分権が推進されるわが国では国づくりそのもの(ⅷ頁)。しかし、創造的地域づくりに成功しているところはそれほど多くない。経済学でも政治でも、重要なのは生活者としての人(17頁)。同感である。私も中山間生活経営論で市民的生活経営者の形成過程に関心を持っております。ケインズ主義は福祉社会の実現を後押ししているという(35頁)。ケインズは、経済学の目的は、経済学が不要になる社会をつくることだといっているという(153頁~)。全く同感。2016/11/12

メルセ・ひすい

3
8-01 赤01 ユダヤ・華僑が言うカネしか無いとは・・ 「安定感がある社会とは」現役世代への提言 悲観論は絶対に正しいのは経済崩壊時に確証が得られる。往々にして楽観論者は逃げを打てる富裕層が主体。または為政者の手先だ! 楽観論者は責任を負わない。都合が悪くなれば、見当たらなくなる。「大きな政府」への反省にたち、中央・地方に累積する巨額な財政赤字を直視し、「公共部門」がなすべき事は何かを考える。90年代以降に崩壊した「安定感のある社会」を再構築するための方策を経済学の視点で提示。            2006/11/09

mazu

2
初心者用の勉強本としていい。2008/09/20

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