出版社内容情報
四季のうつりかわり,食,働くこと,平和と戦争,魅力的な生き方をしている人たち….日々忙しさにかまけ,関心を持たずに来てしまったことが,いかに多いことか.元気を呼び起こす珠玉のエッセイ集.
内容説明
四季の移り変わり、日々の食べもの、働くこと、平和と戦争について、そして、いままでに出会った魅力的な生き方をしている人たち…。日常のなかで、忙しさにかまけて関心を持たずに来てしまったことが、いかに多いことか。身のまわりで、日本で、この地球上で起きている様々なことに、時には怒り、時には涙し、でも希望を決して失なわずにいたい。そして、花や木々が、ひそやかに語りかけてくるその言葉に心の耳をかたむけることがあってもいいのでは。ひとりひとりの心のひだに滲み入る、珠玉のエッセイ集。
目次
花と食
生きる
身のまわりのこと
戦争
働く
希望
著者等紹介
増田れい子[マスダレイコ]
1929年東京に生まれる。1953年東京大学文学部卒業。同年毎日新聞東京本社に入り、社会部記者、サンデー毎日編集部記者、学芸部編集委員、論説委員などを経て、1991年退社。1984年度日本記者クラブ賞受賞。現在、フリージャーナリスト
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感想・レビュー
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shizuca
6
この人の感覚は古びない。今、まさに読んでほしい文章と内容。絶対文庫化したら売れるのに古本でしか出会えないのが悲しい。人にとって何が幸せなのか、大切なことは失われてから気づくものだからこそ、鮮度のいい情報を得られるアンテナをめぐらせて利害を超越した思考行動をとらなくては我々に明日はない的な考えに自然となってくる内容です。強い批判は一切なく、ただ穏やかに事実を直視して端的にのべた文章がとても心地よいです。「沖縄」の話は、今現在でも解決できていない。他人事じゃないんだよね。2015/05/07
kobayo
0
社会との関わりや真摯に向き合うことはなにかを考えさせられる。2017/05/20