出版社内容情報
まず日本経済の現実を概観する.高度成長時代からプラザ合意を経て平成不況を迎え,さらにサブプライム危機,東日本大震災に至った日本経済の歩みを大きく捉えたうえで,ミクロとマクロの経済理論を基礎から学ぶ.付録で経済学に必要な数学のエッセンスを簡潔に解説,基礎理論を正確・効率的に理解できるよう配慮した.
内容説明
複雑な経済現象を分析する経済理論のエッセンスを厳選し、簡明に解説。体系的な理論展開に先立ち、戦後日本経済の歩みをふり返り、国際的な金融・財政不安や大震災に動揺する現状を吟味しながら、経済学の常識と、今日の経済を見る目とが自然に涵養されるように配慮のゆきとどいた、基礎と臨床の経済学原理。
目次
1(高度成長の時代;プラザ合意前後;平成不況;疑心暗鬼―2011年3月まで)
2(消費者の行動;経済の一般均衡;生産者の行動;生産を含む一般均衡;独占と寡占;価格機構と経済の効率)
3(消費函数と乗数効果;貨幣;労働市場と失業;有効需要の原理とインズ均衡;国際経済;経済成長;景気循環)
著者等紹介
丸山徹[マルヤマトオル]
1949年、東京に生まれる。1972年、慶應義塾大学経済学部卒業。現在、同学部教授、経済学博士。専攻函数解析学、数理経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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