出版社内容情報
経済,政治の分野のみならず哲学・文化の領域でも幅広い活動を展開したケインズの人生と思想.ケインズの性格や文化的・社会的背景,価値観や物の考え方等を具体的に説き明かし,その経済思想の核心を明らかにする.
内容説明
二〇世紀を代表する思想家の一人ケインズは、経済、政治の分野のみならず、哲学、文化の領域でも幅広い活動を展開した。ケインズの性格、価値観、物の考え方、さらにその文化的・社会的背景等を具体的に説き明かすとともに、彼が提唱した政策から一般理論に至るまで、バランスよく描き出した好著。ケインズ経済思想の核心を浮き彫りにする。
目次
序章 その人間像・経済学者像
第1章 その生涯
第2章 ケインズの行為の哲学
第3章 貨幣改革論者
第4章 『一般理論』
第5章 経済政策勧告者としての資質
第6章 ケインズの遺産
著者等紹介
スキデルスキー,ロバート[Skidelsky,Robert]
1939年生まれ。オックスフォード大学卒。ジョンズ・ホプキンズ大学、コロンビア大学などを経て、現在、ウォリック大学政治経済学教授。著書に「ジョン・メイナード・ケインズ」「サッチャリズム」などがある
浅野栄一[アサノエイイチ]
1929年生まれ。東京商科大学卒。経済学博士。中央大学名誉教授。専門は理論経済学、経済学説史。著書に「景気循環と経済成長」「経済学」「ケインズ『一般理論』形成史」などがある
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