出版社内容情報
物語は、日本で2番目に広い湖のほとりの村への海軍飛行場建設から始まる。地域の人々は、基地経済や外出してくる軍人と、日常的にどう関わっていたのか。戦後はなぜ自衛隊駐屯地を誘致したのか。戦争や開発、祝祭に揉まれて暮らしてきた地域住民の生活体験を、史料やインタビューから活き活きと描き出す。写真豊富。
内容説明
話は、日本で二番目に広い湖、霞ヶ浦のほとりの村での海軍飛行場建設から始まる。地域の人々は、基地経済や、基地から外出してくる軍人と、日常的にどう関わっていたのか。戦後はなぜ、自衛隊駐屯地を誘致したのか。戦争や開発、祝祭に揉まれて暮らしてきた地域住民の生活体験を、戦前から戦後にかけて、資料やインタビューをもとに、当時の豊富な写真も交えながら活き活きと描き出す。
目次
プロローグ この世界のもう一つの片隅で
序章 基地を抱きしめて
第1章 空に飛行機、地には下宿―戦間期の海軍航空隊は「世界の空の港」
第2章 盛り場は「ボイコット」、料亭で「芋掘り」―暴力の諸形態
第3章 「空都」の膨張と破裂―占領期は「学園都市」へ
第4章 自衛隊にみた「軍都」復興の夢―空洞への誘致と高度経済成長期の埋没
第5章 広報にみえる旧軍の面影―科学技術・祝祭・災害派遣
終章 軍事化の共演
エピローグ 記憶の器
著者等紹介
清水亮[シミズリョウ]
1991年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(早稲田大学)、東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員、武蔵大学社会学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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