出版社内容情報
「国家を持たない最大の民族」クルド人。自由と独立を求め続けてきたその歴史を、老作家とその息子の語りを通して生き生きと伝える。
内容説明
過激派組織「イスラム国」の攻勢を食い止めたことで、国際的な注目を集めるイラクのクルド自治区。しかし、イラク・トルコ・シリア・イラン各国で苛烈な弾圧を受けてきた「国家を持たない最大の民族」クルド人の歴史はほとんど知られていない。「国民的」老作家フセイン・アーリフと息子の通訳マツダ、マツダの親友でジャーナリストのヤヒヤ・バルザンジの語りを通して、自由と独立を求め続けるクルド人の歴史と今を生き生きと伝える。
目次
第1部 イラクのクルド自治区の今(「イスラム国」の衝撃;「ミニ国家」クルド自治区;「自由」の代償;キルクークを巡る民族対立;独立闘争の鬼っ子「PKK」)
第2部 クルド人とは(民族性とその歴史;大国の思惑と幻の国家)
第3部 サダムの時代(共和国の誕生とバアス党の支配;湾岸戦争とクルドの民衆蜂起;クルド地域政府の樹立と内戦;イラク戦争とサダムの最期)
国家樹立への道
著者等紹介
福島利之[フクシマトシユキ]
茨城県出身。1972年生まれ。1996年早稲田大学卒業後、読売新聞社入社。新潟支局、東京本社社会部などを経て、2003年から2004年までイラク南部のサマワ駐在、2007年から2010年までカイロ特派員。現在、金沢支局デスク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BLACK無糖好き
makio37
salvia
お抹茶
カキモトのおでん