出版社内容情報
アメリカを代表する歴史家が、史学史から認知科学まで通観しつつ、歴史学の〈これから〉を探求する。
内容説明
国民国家とともに発展してきた歴史学は、大きく変貌を遂げつつある。「グローバル・ヒストリー」は、新たなパラダイムたりうるのか。歴史における「社会」と「自己」の関係をどう捉え直すべきなのか。アメリカを代表する気鋭の歴史家が、二〇世紀の史学史を通観しながら、認知科学など最先端の周辺諸科学との対話を試み、歴史叙述の“これから”を探求する。
目次
序論 歴史学の運命
第1章 文化理論の盛衰
第2章 グローバリゼーションの挑戦
第3章 社会と自己を再考する
第4章 新たな目的、新たなパラダイム
著者等紹介
ハント,リン[ハント,リン] [Hunt,Lynn]
1945年生まれ。現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授
長谷川貴彦[ハセガワタカヒコ]
1963年生まれ。現在、北海道大学大学院文学研究科教授。専門は近代イギリス史、歴史理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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