下り坂では後ろ向きに―静かなスポーツのすすめ

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  • サイズ B6判/ページ数 136p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000226332
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

だらだら走り、のんびり泳ぐ。がんばらないスポーツをつづけて30年。「結果ではなく、プロセスなのだ」。ちょっと気持ちのいい運動習慣病から贈られた、小さな幸せへのヒント。からだという「大きな理性」によって書かれた反哲学的エッセイです。

内容説明

だらだら走り、のんびり泳ぐ。がんばらないスポーツを続けて30年。ちょっと気持ちのいい運動習慣病から贈られた、小さな幸せへのヒント。からだという「大きな理性」によって書かれた、反哲学的エッセイです。

目次

下り坂では後ろ向きに―「生きると言うことは、貯金することではない」
運動習慣病のすすめ―「読書する怠け者を、俺は憎む」
アウト・オブ・アフリカ
仕事の文法?
「からだは大きな理性である」―自動詞的感覚と他動詞的感覚
「神はお急ぎでない」―駒沢公園
カメより遅く
筋肉は裏切らない
「ゆっくり」が脳のスイッチを押す
回数ではなく、時間を区切って〔ほか〕

著者等紹介

丘沢静也[オカザワシズヤ]
1947年生まれ。ドイツ文学者。東京大学文学部卒業、同・大学院修士課程修了。首都大学東京教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

okatake

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今ちまたではランニングブームです。私も30年来のランナーであり、その一角を担ってきました。著者も30年来のランナーであり、スイマーですが、競技ではない静かなスポーツを愛してやまない方です。スポーツというと熱く、激しく、一生懸命にが日本人の取り組み方ですが、その方向性に疑問を投げかけてくれます。下り坂を後ろ向きに走るときには、静かに走らないと怖いですね。私は、「静かな」スポーツも良いと思いますが、もっと「静かな」仕事をしていきたいと思います。長く、気負わず継続的に、そして相手にプレッシャーをかけずにね。2016/04/26

月と星

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★★★スポーツの本かと思ったら、ドイツ文学大学教授のスポーツに関するエッセーだった。マラソン選手はマゾだ、とか、ヒトの精神年齢は20歳前後でストップする、とか、自分を無口なだけでなくケチと評したり、クスクスさせてくれる箇所が多い。芝生の上を走るのが好きな先生なのだが、芝生の上は踏んではいけないと教えてもらわなかったのかしら。2012/12/20

マカロニ マカロン

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個人的な感想:B-。ドイツ文学者の先生が一人でできる頑張らないスポーツ習慣を紹介している。内容は「個人的な感想」に基づいているので、あまり参考にならないような気もする。ただし、距離ではなく、時間で走ったり、泳いだりをコントロールするという考え方はおもしろいと思った。また競技≠日常の運動。、絶叫型のスポーツ中継にはうんざりという点は共感した。「人生が下り坂になっているのに、前向きにこだわるのは無理がある」という部分はなるほどと思った。2012/04/25

けのび

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くすっと笑える文、好きです。いろいろ共感。住まいが近ければ、芝生で後ろ向きに走っている著者に会いに行けるのにな。2012/04/21

mimi(みみ)

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紡がれた文章がストンと胸の中に落ちてくる快感が何度も何度もあったエッセイです。最近感じていた違和感がすっきり。エッセイを通して自分の心が見える。2012/03/17

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