• ポイントキャンペーン

クレジット・サラ金列島で闘う人びと

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 162,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000226189
  • NDC分類 338.7
  • Cコード C0036

内容説明

格差社会の深化とともに、貧困層が拡大している。しかし、銀行から借りることができない経済的不安定者は、高利のサラ金を頼らざるをえない。多重債務者の多くは、五〇万円以下の借金からスタートしている。彼らはなぜ生まれるのか。どうすれば助かるのか。そして多重債務者を生まない社会とは?日々、現場で奔走する人びとを追ったドキュメント。

目次

第1章 あなたも借金をしています(普通の主婦が陥った借金地獄;身近にいる多重債務者;莫大な利益を出すサラ金業者)
第2章 画期的法案は通ったけれど(宇都宮弁護士、走る;金利を下げたら消費者が困る?;グレーゾーンをめぐる攻防)
第3章 カリスマ公務員、登場(奄美大島は多重債務者の“駆け込み寺”;カリスマ公務員たち―相談窓口は全国に広がるのか)
第4章 わらっているのは誰か(借金地獄社会・韓国からの警告;サラ金報道“冬の時代”)
第5章 闘いは続く(ATM利用料をめぐって;グローバル化の流れのなかで;全国一斉多重債務者相談ウィーク)

著者等紹介

横田一[ヨコタハジメ]
1957年山口県生まれ。東京工業大学卒業。雑誌の編集を手伝いながら環境問題などを取材。88年、奄美大島の宇検村の入植グループ襲撃事件を描いた『漂流者たちの楽園』でノンフィクション朝日ジャーナル大賞を受賞。以後、政官財界の癒着や公共事業などをテーマに取材活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうろう

0
サラ金問題など自分には関係ない(?)が、サラ金業者が如何に低所得層を食い物にしているかが良くわかった。また、必ずしも自民党だからといってサラ金業界支持の議員ばかりじゃないんだなぁ。森雅子議員の行動力は素晴らしい!小泉チルドレンの多くが実は金利引き下げ派(反サラ金優遇派)だったのも意外だった。P108〜で韓国の状況が詳述されているが、日本のサラ金業者が韓国に進出しているのは初耳だった。著者の横田一さんは小池都知事への取材姿勢から誤解されることもあるだろうが、真っ当なジャーナリストなのだ!それが良くわかる本。2022/11/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/152908
  • ご注意事項