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再検討 教育機会の平等

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000225878
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C0037

出版社内容情報

経済格差と貧困の拡大に伴い,教育機会の格差・不平等も深刻になっている.しかし,そもそもなぜ平等であることが望ましいのだろう.そしてどのようにそれを実現するか.教育の費用,自由な選択,個性の尊重,能力や差別,多様性と人権等の難問に向き合い,「平等の理由」と「平等の条件」を理論・実践の両面から追究する.

内容説明

経済格差と貧困の拡大に伴い、教育機会の格差・不平等も深刻になっている。しかし、そもそもなぜ「教育機会の平等」が望ましく、それはどのように正当化されうるか。そしてどうすれば実現できるのか。市場社会のなかの教育、教育の費用、自由な選択、個性の尊重、差別と人権、統合と多様性、能力と選別等の難問に向き合い、「平等の理由」と「平等の条件」を理論・実践の両面から追究する。

目次

序論 なぜ「教育機会の平等」の再検討なのか
1 市場社会と教育機会(「奪われなさ」と平等原理―社会からみた機会の不平等;教育費のエコノミックスとポリティックス―人的資本・ネットワーク外部性・信用取引 ほか)
2 教育の実践と改革(「共生・共有」のなかで「教育機会の平等」を考える;個性化教育の可能性―愛知県東浦町の教育実践の系譜から ほか)
3 人権と民主主義への問い(在日外国人の子どもの教育機会―日系ブラジル人を中心に;人種格差社会アメリカにおける教育機会の平等―ポスト公民権運動期の黒人の教育権 ほか)
4 平等原理の再定位(能力にもとづく選抜のあいまいさと恣意性―メリトクラシーは到来していない;「教育機会の平等」の復権―子どもの学校を親が決めてよいのか)

著者等紹介

宮寺晃夫[ミヤデラアキオ]
1942年生まれ。筑波学院大学経営情報学部教授、筑波大学名誉教授。教育哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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客野

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第4章の障害児教育について、第7章の在日外国人について、第9章のシティズンシップ教育について、第10章のメリトクラシ―について あたりが特に興味深かった。平等のための、「特権」の縮小をどのようにもとめるかが1つの鍵だと思った。当然だが、理論をどう実践につなげるかも重要だ2016/10/06

Tomoko

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自由と平等を両立するのは可能なのだろうか。 教育の機会とは、豊かな人的環境があるということであると思う。 建物や設備よりもどんな仲間と共に学ぶのかということが、結果には大きく影響する とあったが、そうだろうと思う。簡単な問題でないし、深刻だけれどもどうしたらいいのかわからない。2013/03/25

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