金大中自伝〈2〉歴史を信じて―平和統一への道

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  • サイズ B6判/ページ数 528p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000225823
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0031

出版社内容情報

同乗した車の中で、金正日国防委員長が言った。「北に来るのが恐ろしくなかったですか」。手を握って金大中大統領が答えた。「南北の国民と世界が関心を持つ会談です。民族に希望を与える結果が生まれることを願っています」。自伝Ⅱは、南北間の氷を溶かし、もっとも平和な時代をもたらした大統領時代を描く。

内容説明

会談の冒頭、金正日国防委員長が述べた。「金大統領ほか閣僚の皆さんは、困難で、不安な、恐ろしい道をやって来ました。しかし共産主義者にも道徳があり、私たちは同じ朝鮮民族です」金大中大統領が答えた。「私は初めから怖いもの知らずでした」その場の南と北の人たちがどっと笑った―。韓国大統領となった金大中は、この「奇跡」をどう実現したのか。自伝第2巻は、大統領時代を詳述(全二巻)。

目次

長く、重い冬(一九九七年一二月一七日~九八年一月)
「閣下と呼ばないで」(一九九八年二月二五日~五月一二日)
国の体質を変えた四大改革(一九九八年)
米国の八泊九日(一九九八年三~六月)
牛の群、板門店を越える(一九九八年六~九月)
奇跡は、奇跡的に訪れない(一九九八年九~一〇月)
金剛山観光(一九九八年一一月~九九年九月)
二一世紀は誰のものか(一九九八年一二月~九九年三月)
四大国外交の仕上げ(一九九九年二~六月)
純真、柔弱な政府ではない(一九九九年六~九月)〔ほか〕

著者等紹介

金大中[キムデジュン]
1924年全羅南道務安郡荷衣島生まれ。43年木浦商業学校卒、61年国会議員に初当選。71年新民党から大統領選に出馬し、落選。73年東京滞在中に韓国中央情報部によって拉致。80年全斗煥政権下で連行され、光州民主化抗争に絡んで「内乱陰謀事件」の首謀者とされた。81年死刑判決が確定し、直後に無期懲役に減刑。82年刑の執行停止で釈放。治療のため渡米。85年帰国。87年平和民主党から大統領選に出馬し、落選。92年民主党から大統領選に出馬し、落選

波佐場清[ハサバキヨシ]
1947年石川県生まれ。大阪外国語大学朝鮮語科卒。71年朝日新聞社入社。大阪社会部員、『アエラ』スタッフライター、ソウル支局長、編集委員などを歴任。退職後、神戸大学客員教授をへて、現在、立命館大学コリア研究センター客員研究員

康宗憲[カンジョンホン]
1951年奈良県生まれ。72年ソウル大学留学。75年医学部在学中に国家保安法違反容疑で逮捕。77年死刑判決確定、82年無期懲役に減刑、88年仮釈放。89年帰日し韓国問題研究所設立。2007年大阪大学博士(国際公共政策)。現在、早稲田大学アジア研究機構客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

2
ふむ2023/11/02

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