内容説明
金大中元大統領は、80年5月、全斗煥中将率いる戒厳軍による軍事クーデターにより連行され、内乱陰謀罪に問われ死刑判決を受け下獄した。2年半の獄中生活で家族に宛てた29通の書簡に込めた、極限状況の中での魂の告白。深い歴史認識と、鋭い現状分析を通して、金大中の人と思想が浮き彫りにされる。
目次
死のおとずれとイエスの復活への確信
父の罪責感
敵に対する赦し
妻の道
世のすべてがイエスを否定しても
新たな苦難の生の出発
孤独の歳月のはじまり
悪の世に打ちかつこと
大田矯導所から来た長男の手紙
喜びの出会い〔ほか〕
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