近現代日本・フィリピン関係史

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  • サイズ A5判/ページ数 659,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000225328
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0022

出版社内容情報

フィリピン独立革命100年にあたり,日比両国の歴史学・政治学・経済学・地域研究の研究者16名が,3年間にわたって行なった共同研究を集大成.両国の関係を国際環境を踏まえて考察し,世界史の中に位置づける.

内容説明

二〇世紀の日比関係は、アジア太平洋の国際政治・国際経済のダイナミズムの中で、どのような構造的変化を経ながら展開してきたのか?フィリピン革命とアメリカの植民地化がもたらした複雑な日比米関係。日本のフィリピン侵略・占領が日比関係に与えた傷痕。第二次大戦後、アメリカの冷戦政策と日本の賠償・経済協力の中で緊密化した日比関係。冷戦の終焉と経済のグローバリゼーションの中で、多国間関係と複雑に絡み合いながら変容する日比関係。日比両国の歴史学・政治学・経済学・地域研究など、第一線の研究者一六名によって結成された日比交流史研究フォーラムは、本書を通して、二国間関係を超えた視点から両国交流の構造的変化の諸側面を論究し、歴史的理解の共有をめざす。

目次

第1部 二国間関係を超えて(明治期日本人のフィリピンへのまなざし;フィリピン中立化問題をめぐるフィリピン・アメリカ・日本三国関係一九〇〇~一九三九年 ほか)
第2部 戦時と平時における外交(一九三〇年代の日本・フィリピン親善事業;信念の対決―「ラウレル共和国」と日本の戦時外交関係一九四三~一九四五年 ほか)
第3部 関係正常化への道(日本・フィリピン関係史における戦争犯罪問題―フィリピンの東京裁判参加をめぐって;戦後アメリカの対フィリピン軍事政策と日本要因一九四五~一九五一年 ほか)
第4部 急速に変化する世界のなかの二国間関係(戦後日本の対フィリピン直接投資―傾向、決定要因、将来の日本・フィリピン関係への影響;戦後のフィリピン・日本貿易関係 ほか)

著者等紹介

池端雪浦[イケハタセツホ]
日比交流史研究フォーラム代表。東京大学大学院修士課程修了(文学博士)。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授・所長などを経て、現在、東京外国語大学長。専攻は歴史学(東南アジア史)

ホセ,リディア・N.ユー[ホセ,リディアN.ユー][Jose,Lydia N.Yu]
日比交流史研究フォーラム副代表。上智大学大学院博士課程修了(博士「国際関係論」)。現在、アテネオ・デ・マニラ大学政治学科・日本研究プログラム教授(同政治学科長、日本研究プログラム長を歴任)。専攻はフィリピン・日本関係史
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