虚業成れり―「呼び屋」神彰の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000225311
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

出版社内容情報

昭和29年秋,東京.ふと口ずさんだロシア民謡からすべては始まった.ドン・コザック合唱団,ボリショイバレエ…不可能と思われた来日公演を次々と実現し,興行界に旋風を巻き起こした神彰.その波瀾の生涯を描く.

内容説明

ドン・コザック合唱団、ボリショイバレエ、レニングラード・フィルなどを次々に日本に呼び、全国にセンセーションを巻き起こした「赤い呼び屋」、神彰。彼は、日本が敗戦から立ち上がり、復興、そして高度経済成長時代へと突き進んでいた元気な時代をさっそうと駆け抜けた。短い栄光のあとの転落。そして再起。まったく何もないところから「幻」を追い求め、アイディアと度胸とバイタリティーで次々に実現していく神の生涯のたどり着く先は…興行の世界に身を置く著者が、共感を込めて追跡する。

目次

第1章 幻のはじまり
第2章 けものたちは荒野をめざす
第3章 赤い呼び屋の誕生
第4章 驚異の素人集団「アートフレンド」
第5章 「赤い呼び屋」の挑戦状
第6章 どん底から
第7章 天女との出会い
第8章 消えた幻を追いかけて

著者等紹介

大島幹雄[オオシマミキオ]
1953年生まれ。アフタークラウディカンパニー(ACC)勤務。プロモーターとして主にサーカスやクラウンを海外から呼んだり、日本人パフォーマーのプロデュースを手がける。サーカス文化の会事務局長、石巻若宮丸漂流民の会事務局長、早稲田大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くっきー

1
世の中にはいろいろな職業があると思うけど、この本では「呼び屋」と言われる職業(興行師・プロモーターなどと今では言われる)についた神彰という人の人生を追っています。かつて日本中に知られていた神彰というこの人を私はまったく知らなかったのですが、何もないところからモノを作り上げるバイタリティは羨ましく感じます。でも、私は平凡でも落ち着いた幸せを求めてしまうとは思いますが…。2011/06/23

ikeda-cpa

0
内容がすごいです。興行師の一生が画かれています。このような人生をおくってみたいような気がしますが、自分には無理かと…2010/12/25

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