出版社内容情報
古事記は律令国家の政治的正当性を弁証する創作物語であった.古代国家のために創出された神話と祭祀との実像に迫り,誤解されたスサノオの神格の実態を解明.初版以降の研究の進展に鑑み,必要な訂正と補足を施した.
目次
第1部 『古事記』と王権の祭り(神話的諸世界の構造論批判;『古事記』と神祇令祭祀の政治思想;祭祀演劇国家;令制皇位就任儀式体系の変質について;大嘗祭の研究史について)
第2部 「神夜良比」と「神逐」―スサノヲ神話の記紀比較研究
古事記は律令国家の政治的正当性を弁証する創作物語であった.古代国家のために創出された神話と祭祀との実像に迫り,誤解されたスサノオの神格の実態を解明.初版以降の研究の進展に鑑み,必要な訂正と補足を施した.
第1部 『古事記』と王権の祭り(神話的諸世界の構造論批判;『古事記』と神祇令祭祀の政治思想;祭祀演劇国家;令制皇位就任儀式体系の変質について;大嘗祭の研究史について)
第2部 「神夜良比」と「神逐」―スサノヲ神話の記紀比較研究