出版社内容情報
海域東南アジア世界にうまれた首長制社会が植民地化や近代化の中で変容していく過程を追う.大陸部を中心とした各国史という枠組みで語られがちだった東南アジア史に,海域の視点から新たな歴史像を提示する論文集.
★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。
内容説明
「交易の時代」とともに発展した海域東南アジアの首長制社会が、近代化の中で自立性を失い、その住民がマイノリティー化していく過程を追う。文字史料の制約や各国史という枠組みのために、これまで十分に語ることのできなかった海域世界に焦点をあて、系譜や伝承を駆使して新たな歴史像を提示する斬新な論文集。
目次
海と川と森のなかの首長制社会
第1部 海域イスラーム王国群の形成(歴史的地理世界としての海域イスラーム;マギンダナオ王国の成立;サンギル小王国の林立)
第2部 海域イスラーム社会の衰退とマイノリティ化(ミンダナオの近代;ダバオの社会変容―フロンティアの形成)
著者等紹介
早瀬晋三[ハヤセシンゾウ]
1955年生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。西豪州マードック大学Ph.D.現在大阪市立大学教授
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