親の仕事と子どものホンネ―お金をとるか、時間をとるか

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000224093
  • NDC分類 366.271
  • Cコード C0036

出版社内容情報

子どもは自分の親の働き方を、一体どう見ているの?「ママ、今度の職場の方が、ストレスが少ないみたい」「私は家事をしない人と結婚するのはイヤ」等々、気になるその本音を丹念に拾って分析した、オーストラリアからの報告。

内容説明

子どもは本当に親をよく見ている。「僕はお母さんともっと一緒にいたいけど、もしそうしたら困ったことになるのは分かってるよ。お金が入ってこないし」と、仕事の必要性を認識し、「前よりも楽しいみたい。家でも前みたいに機嫌悪くないし」と転職した親の様子を観察する。そして、親の働き方をみながら、現在の状況だけでなく、将来の自分のあり方や仕事を考えている。親の働き方が子ども世代の労働観や家族観を形成していくのだ。では、どのような働き方を求めればいいのだろうか。制度設計は?公的な支援は?…新自由主義的な労働市場開放の波にさらされたオーストラリアからの報告。子どもは親の働き方をどうみているのか、どのような仕事と生活のあり方を求めているのかを考察する。

目次

第1章 序論
第2章 世帯と仕事と社会的再生産の分析枠組み
第3章 仕事、子ども―時間とお金のせめぎ合い
第4章 仕事の波及効果―親の仕事は子どもにどのような影響を与えるか
第5章 罪悪感、お金、市場
第6章 将来の仕事と家庭―変容と対等な分担
第7章 商品としての子ども―オーストラリアにおける保育
第8章 若者のとめどない消費、労働と消費のサイクル
第9章 子どもと仕事と持続可能な未来

著者等紹介

ポーコック,バーバラ[ポーコック,バーバラ][Pocock,Barbara]
南オーストラリア大学ワーク・アンド・ライフ研究センター所長。専門は仕事・雇用・労使関係など、97年にジェンダー研究でアデレード大学にて博士号取得

中里英樹[ナカザトヒデキ]
甲南大学文学部教授。社会学(家族・ジェンダー・労働・人口)。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学(社会学専攻)。松阪大学政策学部助教授、甲南大学文学部社会学科助教授(准教授)などを経て、現職

市井礼奈[イチイレナ]
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター客員研究員。南オーストラリア大学にて博士号取得(経済学)。お茶の水女子大学ジェンダー研究センター専任講師、南オーストラリア大学ワーク・アンド・ライフ研究センター研究員等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

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つまり、お父さんは猟りに行って、お母さんは家で育児と家事、ってのが一番人にとって幸せな姿なんじゃないか、と思わされました。2011/02/04

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