「王さまと九人の兄弟」の世界

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「王さまと九人の兄弟」の世界

  • 君島 久子【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 岩波書店(2009/07発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000223997
  • NDC分類 388.22
  • Cコード C0095

内容説明

力もち、腹いっぱい、切ってくれ、長すね…それぞれの特枝を発揮して、王さまの押しつける無理難題をのりこえていく、あっぱれな兄弟たち。おもしろくて力づよい兄弟たちの元気の秘密はどこにあるのでしょう。絵本でおなじみの中国の民話について、中国の諸民族に伝わるさまざまな類話をみわたし、また歴史をさかのぼりながら、その魅力を熱く語ります。

目次

第1部 中国大陸に広がる類話(「王さまと九人の兄弟」;悲しみの涙、仙人の贈りもの;不可思議な兄弟の誕生;理不尽な難題に挑む;結末の語りかけるもの;チビの大泣きも大活躍;「浜辺の五つ子」と「シナの五人兄弟」)
第2部 歴史をさかのぼる(『怪兄弟』との出会い;須弥山をかつぎ出す―明代・最古の「七人兄弟」;『西遊記』孫悟空の超能力;救われた継子―宋代の『大唐三蔵取経詩話』;秋波を送る人形―仏教説話の「五人兄弟」;巨人の残照―『山海経』の奇異な国々;創世神話の兄弟たち)
付録(チワン族「八人兄弟」;漢族「浜辺の五つ子」;リー族「十人兄弟」;モンゴル族「ウラン・バートルの物語」)

著者等紹介

君島久子[キミシマヒサコ]
栃木県生まれ。慶應義塾大学卒業、都立大学大学院修了。現在、国立民族学博物館名誉教授、中国中央民族大学および雲南大学名誉教授。中国児童文学研究会代表。『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)、『中国の神話』(筑摩書房)でサンケイ児童出版文化賞、『西遊記』(福音館書店)で日本翻訳文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

123
中国の民話を絵本にしたものです。その作者がこの本についての様々な中国の話について語ってくれます。九人の兄弟が悪い王様を懲らしめてしまう話ですが、昔の中国は結構圧政に苦しむ人々がいてこのようになるといいということでこのような話ができたのでしょう。そのような類書を紹介してくれたエッセイのような感じです。2015/11/01

コーヒー牛乳

10
類話が細切れに紹介されるのでどの話にどんな人物が登場して何が起こったのかわけがわからなくなり、正直読むのに疲れたが、やわらかい文体の中に「王さまと九人の兄弟」やひいては中国の民話を我が子のように愛おしむ著者の姿が垣間見られ、あたたかい気持ちになった。「王さま〜」は未読だが、過去に読んだ類話は同じパターンの繰り返し、次は誰が出るかという期待感、身一つで困難を乗り越える痛快さに心を惹きつけられた。赤羽末吉さんの絵はイキイキしていて独特の魅力があるなぁ。2022/07/10

lemon tea

4
「王さまと九人の兄弟」の類話を比較したり中国の歴史をさかのぼって追究していったのが興味深かったです。特に紀元前までさかのぼってしまったのには驚いてしまいました。そうなんだけど「(語り継がれてきた)本当に本当の昔話なんだなぁ~」2011/03/02

なみなみ

3
「王様と九人の兄弟」の中国の各部族に伝わる類話を紹介しながら、それぞれの違いを楽しみつつ、このお話がしたしまれる源を探っていく。 びみょうに異なる各地の民話がおもしろくて古典の世界に入ったことを思いだしました。2012/04/21

3
『王さまと九人の兄弟』の絵本を知っていたので手に取りました。あんまりじっくりとは読まなかったが・・・兄弟話の類話とか興味深かった。実は一番印象深かったのが三蔵法師の性格の記述の部分だったり。2009/08/06

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