内容説明
江戸の昔から脈々と流れる「教え教えられる」文化。読み書きそろばんから武術、華道など、文化教養のさまざまを「お稽古ごと」として日本人は人から人へと伝えてきた。団塊世代が「定年」を迎えようとするいま、仕事や血縁・地縁に拠らない人と人とのつながりを模索しようとするなら、この多彩で奥深い「お稽古ごと」を利用しない手はない。静岡、大阪、金沢、八王子と訪ね歩き、森林の蘇生、子どもの田舎体験、シニア対象のパソコン教室、五十二歳で新流派をたちあげた華道家、お手玉教室、スポーツチャンバラなど、中高年からはじめたさまざまなお稽古ごとを紹介、楽しくてためになる「お稽古ごと」の世界へと誘う。
目次
第1章 教えることの敷居は決して高くない
第2章 人生、中高年からが本番
第3章 中年からギアチェンジ 学ぶことで新しい仲間ができた
第4章 次世代のためにひと肌脱ごう がんばるシニア
第5章 生涯かけて勉強したことをひとさまに役だてたい
第6章 おわりに
著者等紹介
杉山由美子[スギヤマユミコ]
1951年静岡県生れ。早稲田大学文学部卒業。『マダム』『日経ウーマン』編集部所属後、フリーランスライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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