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大阪で闘った朝鮮戦争―吹田枚方事件の青春群像

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  • サイズ B6判/ページ数 259,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000223782
  • NDC分類 326.22
  • Cコード C0036

出版社内容情報

事件は朝鮮戦争最中の1952年,労働者・学生・在日朝鮮人が徹夜で反戦デモを敢行した吹田事件と,旧陸軍工廠でダイナマイトが爆発した枚方事件が起きた.当時の人たちはなぜ命をかけて戦争に反対したのか.歴史の闇に光をあてる.

内容説明

事件は朝鮮戦争最中の一九五二年に起きた。朝鮮戦争と戦争協力に反対し、労働者・学生・在日朝鮮人が大規模な集会を開き、徹夜で反戦デモを敢行した吹田事件と、旧陸軍工廠での兵器製造再開阻止のためにダイナマイトが爆発した枚方事件だ。当時の人たちはなぜ命をかけて戦争に反対したのか。その動機や時代背景を探る。休戦協定が結ばれて半世紀、歴史の闇に光をあてる。

目次

序章 吹田事件研究会
第1章 吹田事件
第2章 枚方事件
第3章 裁判闘争
第4章 日本が朝鮮戦争に「参戦」した日々
第5章 在日朝鮮人と吹田枚方事件
第6章 至純な歳月

著者等紹介

西村秀樹[ニシムラヒデキ]
1951年、名古屋市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業、毎日放送入社。おもに報道局社会部、経済部で放送記者を務める。JNN報道特集「妻たちの7年・第十八富士山丸事件」「北朝鮮の軍と豆満江」、映像90「軛(くびき)の女・朝鮮人従軍慰安婦」などの番組を担当。北朝鮮には’82年の金日成主席生誕70周年行事の取材以来6回。済州島から豆満江まで朝鮮半島をほぼ南北に縦断して取材を敢行した
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感想・レビュー

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むっち

4
朝鮮戦争当時、群衆が国鉄吹田操車場になだれ込み騒擾罪として起訴され無罪となった事件の関係者の証言を中心に朝鮮戦争当時の日本の民衆が社会運動を支持していた様子や、当事者として青春時代を過ごした左翼活動たちの群像を追いかけたルポ。こういうと何となく暗いイメージ(実際、首魁として起訴された日本人の共産党活動家の家族を含めた半生は悲惨であるが)が先行するが、革命に生きた純ですがすがしさも感じてしまった。朝鮮戦争当時、大阪の生野区で爆弾の部品をつくっていた事実とか、朝鮮戦争にアメリカ軍と共に参加し戦死した日本人の存2014/11/05

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