出版社内容情報
絵本は、絵とテキストの融合によって生みだされる芸術の一ジャンル。半世紀にわたって新しい作品や作家と出会いつづけてきた著者が、数多くの作品を引きながら、古代から現在におよぶ絵本の歴史をたどり、表現のさまざまな技法と可能性について縦横無尽に語る。あらゆる世代の読む目を開かせ、刺激する、渾身の絵本論。
内容説明
絵本は、絵とテキストの融合によって生みだされる総合芸術の一ジャンル。半世紀にわたって絵本の文化的価値を唱えつづけてきた著者が、国内外の数多くの作品を取り上げながら絵本の歴史をたどり、多様な表現の技法やスタイル、テーマを解説し、その魅力と可能性について縦横無尽に語ります。絵本を読む人、つくる人、子どもに手渡す人…ページをめくる大人の目を開かせ、刺激する、渾身の絵本論。
目次
第1章 絵本とは何か(絵本は子どもの本?;絵本はどういう表現ジャンルか)
第2章 絵本の表現(絵本の絵を読む;絵とテキストの関係;画面展開の理論と技術;名作の分析)
第3章 絵本の歴史(絵画と物語;絵本の源流―写本の時代;絵本の萌芽―版画の時代;現代絵本の誕生と展開;現代絵本の発展)
第4章 絵本の可能性(絵本は何を語れるか―テーマの広がり;これからの絵本)
著者等紹介
松本猛[マツモトタケシ]
1951年東京生まれ。美術・絵本評論家、作家、横浜美術大学客員教授、ちひろ美術館常任顧問、美術評論家連盟会員、日本ペンクラブ会員。1977年にいわさきちひろ絵本美術館(現・ちひろ美術館・東京)、97年に安曇野ちひろ美術館を設立。同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館(現・長野県立美術館)館長、絵本学会会長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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