出版社内容情報
めざましい発展をとげるAI。いま人間や社会のあり方が問われている。AIに心は生まれるか? AIにない人間らしさとは? 個人の自律とAIの自律はどう違う? 自由や権力はどう変わる? 大失業時代の正義論とは? 未来の刑事責任は? AI裁判官はありうるか? 来るべきAI時代の個人・社会・法をめぐるスリリングな議論。
内容説明
AIに心は生まれるか?AIにない人間らしさとは?個人とAIの自律はどう違う?自由や権力はどう変わる?大失業時代の正義論とは?未来の刑事責任は?AI裁判官は可能か?来るべきAI時代の個人・社会・法をめぐるスリリングな議論。
目次
01 AIは個人・社会・法に何をもたらすか
02 個人の自律とAIの自律
03 AIにおける可謬性と可傷性
04 AI時代における権力と自由のガバナンス
05 AI・技術的失業・分配的正義
06 ポスト・ヒューマニズムにおける刑事責任
07 判決自動販売機の可能性
著者等紹介
宇佐美誠[ウサミマコト]
京都大学大学院地球環境学堂教授。法哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ま
34
法哲学成分濃厚で難しかった。7章(判決自動販売機の可能性)が印象的。AIが判決できるとしてその判断は支持されうるのか。この点、民意が反映されていない(=選挙で選ばれた訳ではない)裁判官が判決するという制度が確立していることからすれば問題なしとする見解もあるようだ。なるほど。でもそれじゃ盟神探湯の時代に逆戻りじゃね?と思ったり。手続の自動化(訴訟提起のハードルを下げる)と判決の自動化は当然ながら大きく次元が異なるのだなーと思った。2022/11/24
ひさし
1
良く纏まっている。当然結論はない。考える課題はたくさんある。 2021/01/19
三田剛嗣
0
近年では生成AIが容易であり著作権についての理解を深めることが重要と感じてよんだ
shukie331
0
AIに関連する法哲学上の6つの論点がコンパクトに論考としてまとめられている。内容も平易でわかりやすい。2020/10/21
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