冤罪の戦後史―刑事裁判の現風景を歩く

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000222969
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0032

出版社内容情報

無実を叫び続けている人たちの声をジャーナリストが丁寧に聞きながら、なぜ冤罪が起きるのかを問う。

内容説明

何十年という長い時間、無実を叫び続けてきた人たちの声をジャーナリストが丁寧に聞きながら、なぜ冤罪が起きるのかを問う。帝銀事件、三鷹事件、名張毒ぶどう酒事件、狭山事件、大崎事件、足利事件、東電OL事件、氷見事件など戦後の著名な一七事件を取り上げ、日本の刑事司法の問題点を追及する。巻末には「戦後のおもな冤罪事件」を付す。

目次

第1部 戦後の混乱期 一九四八~六〇(再審の断絶―一九四八年帝銀事件;死刑から初の生還―一九四九年免田事件;四四年後の死後再審―一九四九年三鷹事件;現職警察官の告発―一九五〇年二俣事件;不公平な裁判所―一九五七年砂川事件)
第2部 新刑事訴訟法の定着期 一九六〇~六九(薬物が違う―一九六一年名張毒ぶどう酒事件;五一年目の新証拠―一九六三年狭山事件;証拠の捏造―一九六六年清水事件;虚偽自白―一九六七年布川事件)
第3部 「司法の危機」後の反動期 一九六九~八六(生きていた母親―一九七四年市原事件;謎の転落―一九七九年大崎事件;引き当たりの捏造―一九八四年日野町事件;大筋論―一九八六年福井女子中学生事件)
第4部 変わる刑事裁判 一九八七~(一主婦の疑問―一九九〇年足利事件;隠された証拠―一九九七年東電OL事件;争わない無辜―二〇〇二年氷見事件;虚偽自白を勧める弁護士―二〇〇六年二子玉川駅痴漢事件)

著者等紹介

菅野良司[カンノリョウジ]
ジャーナリスト。1956年、福島市生まれ。1980年、読売新聞社に入社、金沢支局、東京本社編集局社会部、解説部、メディア戦略局勤務などを経て2012年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CCC

7
なんか思ったより範囲が限定的だった。取り上げられているのは、ほとんど死罪に関わるレベルの冤罪事件ばかり。最後に痴漢冤罪の話はあるが、交通違反や暴行、脱税など、身近にありそうな冤罪の話は無いし、部分冤罪問題についても全く触れられていない。2017/10/01

ハイディ

0
疑わしきは被告人の利益に、とは言え、犯人を逃がしたくない。2023/12/16

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