海をわたる手紙―ノンフィクションの「身の内」

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海をわたる手紙―ノンフィクションの「身の内」

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000222341
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

著名なノンフィクション作家の澤地氏とドウス氏。長年、友人として支えあってきた二人が、戦後七十年の節目に交わした往復書簡集。

内容説明

満州に生まれ、『妻たちの二・二六事件』『密約』などの著書があり、「九条の会」呼びかけ人のひとりでもある澤地久枝。二十代で渡米、その後『東京ローズ』から『イサム・ノグチ』まで、一貫して日米にまたがる歴史を描いてきたドウス昌代。「事実」を書くことにこだわり、語られなかった歴史と愚直に向き合い続けるふたりのノンフィクション作家は、長年にわたり友人として、海をへだてた互いを支え合ってきた。ともに「外地の子」でもあったふたりが、戦後七十年の節目に、書き手として踏み出すまでのこと、取材と執筆を続けてきたなかでのなやみ、苦しみ、そして幾つもの出会いについて、しみじみ語り合った往復書簡集。

目次

オフ・リミット―一面の焼け跡から
「七歳」への取材―私の戦中とはなんだったか
沈黙の日々―死の横を通り過ぎて
「アメリカを見てやろう」
涙―『暗い暦』とゾッキ本の思い出
「ボーダー・ステイト」での一九六五年
去るひと―ミッドウェー海戦を書く
トンボの複眼―日系史に導かれて
国会前へ―わたしの祈り
司馬遼太郎さんの「日本語文章」
ノンフィクションの苦しみ
英訳休暇の旅―なぜイサム・ノグチだったのか
旧植民地生れの縁―本田靖春さんの「仕事の仕方」
Myメモ・ノート―寡黙な相棒

著者等紹介

澤地久枝[サワチヒサエ]
ノンフィクション作家。1930年東京生まれ。4歳のとき一家で満州へ移住、14歳のとき吉林市で敗戦をむかえる。引揚げ後、出版社勤務ののち五味川純平氏の『戦争と人間』資料助手をへて独立。著書に『火はわが胸中にあり』(日本ノンフィクション賞受賞)、『記録 ミッドウェー海戦』(菊池寛賞受賞)ほか多数

ドウス昌代[ドウスマサヨ]
ノンフィクション作家。1938年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒業後、渡米。著書に『東京ローズ』(講談社出版文化賞ノンフィクション部門受賞)、『ブリエアの解放者たち』(文藝春秋読者賞受賞)、『日本の陰謀』(大宅壮一ノンフィクション賞・新潮学芸賞受賞)、『イサム・ノグチ』(講談社ノンフィクション賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋良

15
「女に戦争の何が分かる」と言われながら、諦めずに取材を重ねていった女性ノンフィクション作家2人の往復書簡。事実に基づいて想像を混えない、厳格な執筆姿勢が共通点。この2人だからこそ心を開いた人もいるだろう。一時期見かけた「アベ政治を許さない」の発起人がこの人とは知らなかった。ただ、ロシア・ウクライナで戦争が起きてしまった今、相手に対話するつもりがなければぶん殴られるだけというのが分かってしまった。武力を持てないリスクも考える時期に来ているとは思う。2025/05/25

アキ

9
日本政治史専攻の学生時分に『妻たちの二・二六事件』を読んで以来「澤地久枝」の名には特別な思い。近代史への興味のままに歳を重ねた今、「歴史」は化石ではなく、時とともに変わり得るもの、生きているようにも見える。そんな中、人の生きた歴史に丁寧に光をあてるのが彼女たち。多くは戦時という国家の一大事に生き様を歪曲された人々。そのための労を厭わず事実を積み重ねた先の「真実」へとひた走る姿には、強さを宿す女性をみる思い。この往復書簡集…ノンフィクションの流儀か、自分のことはいまだ多くを語らず、といった印象も。2017/09/30

あられ

2
このお二人の本を、私は臆してしまって読んでいない 対談集は苦手で手に取ることがないのだが書簡集ということで読んだ 面白かった お二人の背景から始まり、どのような仕事をされているのか読みやすい文章で書かれていた ふと磯田道史先生を思った 歴史家で古文書研究の第一人者 同じことだと思った そして、先日読んだ赤木雅子さんの本 公文書が改ざんされてしまったら、歴史はどう残るのだろう 日本より情報公開が確立されているアメリカでも隠されている取り残されている事実は多いようだ どちらの方の本も臆せず読んでみようと思った2024/11/16

gontoshi

1
戦争のあった時代を感じられます。2020/03/25

mn

0
気骨のあるふたり2024/01/14

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