ドキュメント請負労働180日

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000222167
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日常に不可欠な携帯電話や家電の製造現場で,不安の暗い影を引きずりつつ働く若者たち。雇用崩壊の震源地である請負労働の現場を体験した180日の詳細な記録。焦り,ねたみ,暴力,上下関係,友だちとのつながり……浮かび上がってくるリアルな姿。請負という働き方の実態と,間接雇用のはらむ本質的な問題を鋭くえぐり出す。

内容説明

日常に不可欠な携帯電話や自動車の製造現場で、不安の暗い影を引きずりつつ働く若者たち。雇用崩壊の震源地である請負労働の現場を体験した一八〇日の詳細な記録。焦り、妬み、暴力、上下関係、友人とのつながり―浮かび上がってくるリアルな姿。請負という働き方の実態と、間接雇用のはらむ本質的な問題を鋭くえぐりだす。

目次

第1章 請負労働とは何だろうか―間接雇用という働き方・働かせ方
第2章 どのような条件で働いているのか―請負労働の雇用条件
第3章 請負労働者はどのように働いているのか―二つの現場から
第4章 請負労働者はどのように管理されているのか
第5章 請負労働者の生きる世界―新しい労働者像
終章 「居場所」のある社会へ

著者等紹介

戸室健作[トムロケンサク]
1978年生まれ。山形大学人文学部専任講師。明治大学大学院経営学研究科博士課程修了。専攻は労使関係論、社会政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひつまぶし

1
最初と最後の労働者派遣法をめぐる法改正の解説は、細かくて読むのが大変だが、ポイントを押さえていて分かりやすかった。ドキュメント部分は、やや単調で退屈なところもあったが、生々しいエピソードも多数見られる。「切られない」ために強いられる行動様式があったり、決められた目標以上を達成することに意義を見出したり。リリーフとライン内労働者の対立、暴言どころか暴力が振るわれていたり、密室でずいぶん酷いことが行われているものだと呆れる。労働者同士の交流を肯定的に描いているが、そこに何か可能性を見出すのは厳しい気がする。2022/10/17

米光一成

1
請負労働をやった体験をもとに、間接雇用の問題を考察する。 請負労働者の受け入れ人数を決める部署は、「“最終的には資材部門と生産部門」と答えた”(資材部門に傍点)。2011/03/06

a_yosh

0
働くとは何か。2011/12/31

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