出版社内容情報
民衆によって多くの国で独裁政権が倒された「アラブの春」.今その後の民主化を主導するムスリム同胞団などのイスラム勢力に注目が集まっている.いまだ根強い原理主義的なイメージとは異なる,人びとの生活に根差した社会や生き方のルールとしてのイスラムのあり方を,長年中東での取材を続けてきた新聞記者が鮮やかに描き出す.
内容説明
「アラブの春」をもたらしたものは何か。社会や生き方のルールとして人びとの生活に根差すしなやかなイスラムの姿を長年中東での取材を続けてきた新聞記者が鮮やかに描き出す。
目次
第1章 説教師フセイン
第2章 社会のルール
第3章 アズハルの権威
第4章 変わる社会の中で
第5章 伝統と現代のはざまで
第6章 反イスラムの圧力―厳格派と世俗派
第7章 ムスリム同胞団―草の根のネットワーク
第8章 ムスリム同胞団の挑戦
第9章 パレスチナ―戦いのイスラム
第10章 “アラブの春”とイスラム再興
著者等紹介
川上泰徳[カワカミヤスノリ]
ジャーナリスト、朝日新聞記者。1956年長崎県生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)アラビア語科卒。1981年朝日新聞社入社。特派員として中東アフリカ総局員(カイロ)、エルサレム、バグダッド、中東アフリカ総局長を経て、編集委員、論説委員。2009年から12年3月まで中東駐在編集委員。2010年6月より、朝日新聞社の有料Webマガジン「Asahi中東マガジン」編集人。中東報道で、2002年度ボーン・上田記念国際記者賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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