内容説明
漫画映画監督である著者は、美術への強い関心から、こまめに展覧会に足を運び、図録を開き、たくさんの芸術作品をみてきました。そのなかから出会った“この一枚”について、縦横無尽に、古今東西を駆け抜けて書かれたのがこの本です。思いと興味はいろいろに、一枚の絵から広がる豊かな世界。三十余作品をカラー図版とともにご紹介します。
目次
徽宗 桃鳩図
白釉黒花魚藻文深鉢の魚絵
ジョット ユダの接吻
ポール・ド・ランブール他 「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」の月暦絵から「二月」
アンドレイ・ルブリョフ 聖三位一体
ボッティチェリ ざくろの聖母
エル・グレコ 受胎告知
ラ・トゥール 大工聖ヨセフ
レンブラント 机の前のティトゥス
フェルメール デルフトの眺望〔ほか〕
著者等紹介
高畑勲[タカハタイサオ]
1935年生まれ。アニメーション映画監督。東京大学文学部仏文科卒。1968年『太陽の王子ホルスの大冒険』を初監督。1985年宮崎駿らとスタジオジブリ設立。主な監督・演出作品に、テレビシリーズ『アルプスの少女ハイジ』、映画『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』など。著書や訳書もあり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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azuno
1
図版が付いている作品より引用作の解説に重きをなしている章もあり、自分の教養不足をなげくばかり。反面知っている作品がでてくるとうれしくなる。解説はなるほどと言うよりは「はぁー」とためいき。クルーベの章の横長テレビのくだりでの「みんなこのまがいものだらけの不愉快さに耐えているのだろうか。」は理解できた。次は日本編だ。2010/02/07
Tae Sai
0
今すぐ美術館や教会のフレスコ画を見に行きたくなります!娘は、絵画鑑賞に行っても、興味のある作品のみ立ち止まりあとはスルーな小学生。高畑さんの本を読み、娘の感性は鋭いのかも?と思えるようになりました(^-^)2016/09/10
deerglove
0
宮崎駿さんの作品、実はこの人に支えられていた部分も大きいのだろうなと思いました。何と1000年も前の中国徽宗の桃鳩図から近現代のピカソ、バルテュスに至る30作品余りが時代順に並べられていますが、ご自身の長きに渡る鑑賞経験と知識に裏づけられた見方には感心することしきりで、自分が知っている作品でも改めて本物を見返したくなります。2015/12/19
Romany
0
今回もあっという間に読んだ2010/04/04
ともも
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ディズニーの眠れる森の美女風景画についての説明で、ジブリとディズニーの絵の描き方の違い(影の使い方等)や、感情移入して主観的に物事を見るというより俯瞰的に物事を見ることについて書かれていて興味深かった。高畑さんは古今東西の知識が豊富な上、言語化、映像化することに長けていて素晴らしいなと思う。2023/04/22




