出版社内容情報
ある日やってきた白い子犬が、夫婦ふたりだけの生活を根本から変えた。犬の引き起こす事件や出来事は、ベジタリアンである夫婦にペットと人間の文化を再考させ、あきらめていた「子ども」への思いを呼び起こし、知的障害児とのふれあいをもたらした。そして犬とすごした日々が深遠なる「幸福」の存在を教えてくれた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
月夜乃 海花
18
自然に恵まれた環境で暮らしている著者とその夫。彼らは夫婦2人だけで暮らしていた。そこに、小さな白い子犬がやってきた。著者はその子犬に「ハッピー」と名付けた。そして、しばらくすると今度は飴色の子犬がやってきた。著者は「サニー」と名付けた。ハッピーとサニーがこの夫婦2人の人生を変えていく。犬の生涯は人間よりも短い。わかっているけど、最期は切なかった。2018/01/21
sky
1
表紙の写真に魅せられて読み始めた一冊。飼っていた愛犬に少し似てると思ったサニー。ところがハッピーの方がもう少し似ていて懐かしい思いで読み進めました。ハラハラドキドキの場面は確かに同じようなことがあり共感しつつ、しかし全く違うのはハッピー&サニーが鎖に繋がれないで自然の中で思う存分駆け回り、まさに理想的な犬生活を送っていたことが羨ましい限りでした。オトウサン、オカアサンの愛情をたっぷり受けて、本当に幸せな生涯でした。そしてそれは人間にとってもです。沢山の事を教えられ豊かな日々を与えられました。ありがとう。2021/04/05




