内容説明
脳死・安楽死問題や、出生前診断・遺伝子組み換えなど、生命操作をめぐる議論にひそむ、差別と排除の論理を告発する。
目次
1 いのちを守る(「弱者」のいのちを守るということ―「重度障害者」が提起するもの;「脳死」論の帰結を考える;死ぬ権利はまだ正当化できない)
2 能力の共同性論のために(病気と障害から能力問題を考える;身体は私的所有物か―身体と能力をめぐる私有と共同性;能力にもとづく差別を廃棄するために―近代主義と向き合う)
3 先端医療と倫理(先端医療技術は何を隠すか;生殖技術と倫理との関係を問う―商業的優生学との対抗)
著者等紹介
竹内章郎[タケウチアキロウ]
1954年生まれ。専攻、社会哲学・生命倫理学。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。岐阜大学地域科学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- MUCHA