出版社内容情報
戦後日本の平和と民主主義が岐路に立たされている今、改憲で「国のかたち」を変えてよいのかを問う。
内容説明
安倍政権の暴走が止まらない。国外では「積極的平和主義」の下、集団的自衛権の行使容認によって売られてもいないケンカを買い、国内では異論を排した強権的な統治を進め、いよいよ改憲に踏み切ろうとしている。憲法学者、政治学者をはじめ「立憲デモクラシーの会」呼びかけ人を中心とする専門家12人が、改憲によって「国のかたち」を変えて本当によいのか、鋭く問う。
目次
日本国憲法という文化を創り続けよう
第1部 安倍流政治の何が問題なのか(「戦後レジームからの脱却」への道程―なぜ自民党は変質してしまったのか;軍事優先の安全保障政策の不毛―「抑止力の強化」で低下する日本の安全)
第2部 9条以外の改憲ならよいのか(緊急事態条項―トロイの木馬か、ただの木馬か;環境権「加憲」という罠;「財政の健全性」規定―人類史の到達点に逆行する反民主性)
第3部 平和と民主主義をどう取り戻すか(沖縄 未完の「復帰」と「自治」;「戦争ができる国」へ向けて「女性が輝かされる」日本;最高権力者の「表現の自由」;憲法平和主義の系譜vs.「積極的平和主義」)
第4部 安倍流改憲の何が問題なのか(まっとうな憲法改正論議の条件;安倍流改憲は日本をどこに連れて行くのか)
著者等紹介
樋口陽一[ヒグチヨウイチ]
1934年生。東京大学名誉教授。憲法学。立憲デモクラシーの会共同代表
山口二郎[ヤマグチジロウ]
1958年生。法政大学法学部教授。政治学・行政学。立憲デモクラシーの会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
うろん
しょ~や