愛は遠く離れて―グローバル時代の「家族」のかたち

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000220811
  • NDC分類 361.63
  • Cコード C0036

出版社内容情報

国際カップル、結婚移住、家事労働移民、国境を越えた代理母……。「遠距離の愛」を鍵概念にさまざまな家族のかたちと愛のあり方の変容を論じたベック夫妻の新著。家族研究と国際人口移動研究の最前線の成果をもとに、グローバル化する家族と生活様式を多面的に論じ、ネーション所属、集合的記憶といった従来の概念に再考を迫る。

内容説明

国際カップル、結婚移住、家事労働移民、代理母…「遠距離の愛」を鍵概念に、さまざまな家族のかたちと愛の変容を論じたベック夫妻の意欲作。家族研究と国際人口移動研究の最前線の成果をもとに、グローバル化する「家族」とライフスタイルを豊富な事例から多面的に論じ、ネーション所属、集合的記憶といった従来の概念にも再考を迫る。

目次

第1章 標準家族はいかにして世界家族に変化するのか
第2章 ふたつのネーション、一組のカップル―相互理解と誤解の歴史
第3章 どれほどの遠さとどれほどの近さに愛は耐えうるのか
第4章 世界市場、世界宗教、世界リスク、世界家族―地球規模の運命共同体はいかにして登場するのか
第5章 結婚移住者―より良い人生という夢
第6章 家事労働移住者―遠方からの母の愛
第7章 男性支配の消滅か、なぜ世界家族では女性が勝利をおさめるのか
中間考察 グローバル化の好機―トランスナショナルな経済企業としての世界家族
第8章 母はスペインの卵細胞―子どもを授かるための旅行とグローバルなパッチワーク家族
第9章 一緒だが離れて―世界家族というモデル
第10章 世界家族はいかに世界に対して開かれているか

著者等紹介

ベック,ウルリッヒ[ベック,ウルリッヒ] [Beck,Ulrich]
1944年生まれ。元ミュンヘン大学教授。リスク社会論の第一人者

ベック=ゲルンスハイム,エリーザベト[ベックゲルンスハイム,エリーザベト] [Beck‐Gernsheim,Elisabeth]
1946年生まれ。元エアランゲン=ニュルンベルク大学教授。家族社会学

伊藤美登里[イトウミドリ]
1965年生まれ。大妻女子大学人間関係学部教授。社会学史、知識社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MaRuTaTSu

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ネイションの括りのもとで家族像の伝統的な型からの変化が論じられた(らしい、まだ全体は未読)前著から、「世界家族」、「コスモポリティゼーション」という新たな概念で、より広範かつ多様な形態となった家族・愛のあり方が論じられる。2016/07/14

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