内容説明
大正末年に京都大学でなされた講義をもとにした著作。歴史主義的立場から次第に脱却し、イエスの場合にもパウロの場合にも宗教哲学的な真理内容の論究が強調され、そこに全篇の重点がおかれている。
目次
ユダヤ教(ユダヤ教の成立;神観;ヤーヴェ神 ほか)
イエス(史料;福音書;第四福音書 ほか)
パウロ(パウロとその書翰;その背景;ユダヤ的教養 ほか)
著者等紹介
波多野精一[ハタノセイイチ]
1877‐1950。1899年東大文学部卒業。1907年から1937年まで京大教授。わが国における宗教哲学研究の基礎を築く
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