内容説明
技術とは学問的にはいったい何を意味するのであろうか。ギリシア以来の技術史と技術理論史との展望のうえに立って、現実の生産の場における「技術」を実証的に追求し、その本質を明らかにしたユニークな著作。
目次
第1部 歴史における技術(技術とその意識;技術と教範;技術誌と自然誌 ほか)
第2部 現実における技術(技術の場所;技術のモメント;資本の諸関けいの外にある技術)
第3部 理論における技術(技術の領域;技術の本質;技術の哲学について)
著者等紹介
三枝博音[サイグサヒロト]
1892‐1963。1922年東大文学部卒業。1932年『唯物論研究会』の創立に関わる。1945年鎌倉アカデミアを開く。日本科学史学会会長や横浜市立大学学長などを歴任
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