内容説明
正編で展開された問題意識がさらに深まり、「弁証法的世界」の立場の思考枠組みが明確になる。本書中の「弁証法的一般者としての世界」は、後期西田哲学の中でも重要な論文の一つである。
目次
1 現実の世界の論理的構造
2 弁証法的一般者としての世界
3 形而上学的立場から見た東西古代の文化形態
著者等紹介
西田幾多郎[ニシダキタロウ]
1870‐1945。1894年東大選科卒業。1913年から1928年まで京大教授。禅を中心とした東洋思想と西洋哲学の融合を試み、西田哲学とよばれる独自の哲学体系を樹立した。1940年文化勲章
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。