出版社内容情報
二つの大戦で大きく揺らいだ時代。革命によって新しい政治秩序が模索される一方、帝国主義的な抑圧が各地で持続・展開し、民主主義・社会主義・民族主義に基づく新たな体制をめざす動きがグローバルに展開した。地域的な戦争、「大国」以外の動向、女性参政権や移民等のトランスナショナルな動きにも目を配り、この時代を活写する
内容説明
二〇世紀を迎えた人類は、世界大戦や革命という激震を経験する。新しい国際秩序が模索される一方、帝国主義的抑圧が存続し、民主主義・社会主義・民族主義に基づく新たな政治体制をめざす動きが展開した。「大国」以外の動向、女性参政権運動の広がりや移民といったトランスナショナルな動きにも目を配り、第21巻とあわせて二〇世紀前半の世界史を描く。本巻では主に国際関係や政治体制に関する主題を扱う。
目次
展望(世界大戦による国際秩序の変容と残存する帝国支配)
問題群(オスマン帝国の解体;中華民国における民主主義の模索;第二次世界大戦後ラテンアメリカ民主化の「春」)
焦点(女性と参政権運動;帝国日本と移民;近代朝鮮の政治運動と文化変容;東南アジアのナショナリズム;ファシストの帝国―ヨーロッパ内植民地としてのドデカネス;模索する現代ギリシア)
著者等紹介
永原陽子[ナガハラヨウコ]
1955年生。京都大学名誉教授。南部アフリカ史
吉澤誠一郎[ヨシザワセイイチロウ]
1968年生。東京大学大学院人文社会系研究科教授。中国近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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