西アジア・南アジアの帝国―16~18世紀

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西アジア・南アジアの帝国―16~18世紀

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000114233
  • NDC分類 209
  • Cコード C0322

出版社内容情報

16世紀から18世紀の西アジア・南アジア地域は、多様な人間集団、社会規範が有機的に結びついた独自の「近世」を歩んでいた。オスマン、サファヴィー、ムガルの三帝国の統治システムが多民族・多宗教からなる社会を守っていたのである。共生を特徴とするこの地域の歴史を、法秩序、王権の正統性、思想、ジェンダー表象、交易などの視点を交えて豊かに描き出す。

内容説明

一六世紀の西アジア・南アジアには、オスマン、サファヴィー、ムガルの三帝国が鼎立した。各帝国は、中央集権的な支配体制により、多宗教、多民族、多様な社会規範を内包する地域社会を有機的に結び付け、「近世」アジアの繁栄を現出させた。三帝国の遺産がやがてこの地域の「近代」の礎となる―多様性への柔軟性と、イスラム優位のもとでの多宗教の共生を特徴とするこの地域の「近世」を、法秩序、王権の正統性、思想、ジェンダー表象、交易などの視点を交えて豊かに描き出す。

目次

展望 Perspective(西アジア・南アジアの近世帝国)
問題群 Inquiry(近世のオスマン社会;サファヴィー帝国におけるシーア派法秩序の形成;ムガル帝国における国家・法・地域社会)
焦点 Focus(オスマン王権とその正統性―血統、聖性、カリフ;シーア派世界の深化(一六世紀‐一八世紀)
デカン・南インド諸国家の歴史的展開
バルカンにおけるイスラム受容―ボスニア・ヘルツェゴヴィナの場合
絵画に描かれた女性たち
地中海さまざまな繊維や織物が行き交う場
ナイル灌漑をめぐる近世エジプト社会と帝国)

著者等紹介

林佳世子[ハヤシカヨコ]
1958年生。東京外国語大学学長。西アジア社会史・オスマン朝史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

13
オスマン朝、サファヴィー朝、そしてムガル帝国というイスラーム世界の近世帝国を扱った論集。遊牧民の軍事力に頼った征服王朝から高度に発達した官僚制国家への変化という共通点とともに、その差異にも注目した内容が面白い。非イスラーム教徒を包摂するオスマン、ムガルの両帝国に対し、アラブの大征服を経てほとんどがイスラームであったサファヴィー朝では、宗教的少数派に対し改宗を迫り、帝国の同質化に努めたというのは興味深いところ。シーア派の布教や官制の外に置かれたウラマーの地位など、後世のイランの与えた影響は大きいなと。2023/04/07

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