出版社内容情報
「地方分権化」「アカウンタビリティ」などを切り口に、現代の教育アクター間のせめぎ合いを多面的に提示する。
内容説明
教育をめぐる“政治”の諸相を多面的に検証。変貌する教育行政、地域と学校、家族、ジェンダー秩序…多様なアクター間のせめぎあいを捉える。
目次
1 変貌する教育行政(教育政策の責任と課題―アカウンタビリティとネオリベラリズムの影響を中心に;教育分野の融合型政府間財政関係;ガバナンス改革と教育の質保証)
2 新しい学校づくりの胎動(経済・文化資本から社会関係資本へ―「力のある学校」の創造;地域と学校の再編成―「障害児」の排除と包摂に着目して;高校教育のポリティクス―“近代”と向き合うもうひとつの物語)
3 教育政治の新たな地平(戦後教育における学校‐家族関係―ジェンダーとセクシュアリティの視点から考える;ジェンダー秩序をめぐる教育のポリティクス;地方教育行政改革の政治学―日本とイギリスの事例から;追いつき型近代化の教育とその終焉―近代化と教育・再考)
著者等紹介
小玉重夫[コダマシゲオ]
1960年生。東京大学大学院教育学研究科教授。教育哲学・教育思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。