内容説明
法学研究に隣接学問の知見を取り入れようとする試みは従来からなされてきたが、法学者の科学観と自然科学者の科学観との乖離が大きくなってきている。隣接学問の研究の進展が法学に与えるインパクトや法学との新たな関係について考察する。
目次
1 総論(裁判と科学の交錯)
2 法と科学(不確実な科学的状況下での裁判;科学者からみた法と法廷;疫学的因果関係;民事裁判と科学)
3 法と論理(法律家の「論理」―法的な“argument”およびその“defeasibility”について;「法と文学」の展開)
4 法と経済学(法と経済学の現状と課題;公共選択論からみた権利;リベラル・パラドックスにおける権利)
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