内容説明
電子計算機は人間の脳をはるかに凌駕する計算能力をもつ。とりわけ超高速なスーパーコンピュータの登場は、自然や社会の現象の分析において革新的な変化を引き起した。科学はどのように変わるのか?これまで正面から取り上げられることの少なかった、方法論としての「計算の哲学」を議論する。これまでの計算の歴史も俯瞰し、未来を展望する。
目次
第1章 計算科学とは
第2章 科学と計算の歴史
第3章 計算の哲学
第4章 計算可能性と計算量
第5章 展望
付録A スーパーコンピュータの歩み
付録B スーパーコンピュータ年表
著者等紹介
宇川彰[ウカワアキラ]
筑波大学数理物質系(計算科学研究センター)教授
押山淳[オシヤマアツシ]
東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻教授
小柳義夫[オヤナギヨシオ]
神戸大学大学院システム情報学研究科特命教授
杉原正顯[スギハラマサアキ]
青山学院大学理工学部物理・数理学科教授
住明正[スミアキマサ]
独立行政法人国立環境研究所理事
中村春木[ナカムラハルキ]
大阪大学蛋白質研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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