出版社内容情報
テクスト化された戯曲に限定せず「演じられる場」へと目を向けることから演劇研究の新たな地平は広がる.古典芸能から現代舞踏までを広く視野に,演じ手の身体表現や劇場空間のトポスを手がかりとして「演劇」の可能性をさぐる.
内容説明
テクスト化された戯曲に限定せず、「演じられる場」へと視野をひろげた演劇研究の新たな地平。古典芸能から現代舞踏までを幅広く対象に、演じ手の身体表現や劇場空間のトポスを手がかりとして演劇的表現がはらむ可能性をさぐる。
目次
演ずる身体(舞踊装置―身体性・作品性・官能性;祭礼と道化―王の舞を演出する方法;能の身体と力―世阿弥は天女の舞をどう受け容れたか ほか)
可能性としての演劇(メイエルホリドの演劇性―チェーホフ、コメディア・デラルテとの出会い;演劇の可能と不可能―ジャリ、コポー、アルトー;「演劇」の揚棄?―ブレヒトからミュラーを超えて ほか)
劇場空間の文化史(ギリシア古代演劇;イギリス・ルネサンス演劇―一五七〇年から一六〇〇年を中心に;歌舞伎―遊戯的祝祭空間 ほか)
著者等紹介
兵藤裕己[ヒョウドウヒロミ]
1950年生。日本文学・芸能。学習院大学文学部
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