内容説明
世界の究極の構成要素である素粒子の謎に迫るために数々の装置が開発されてきた。さまざまな素粒子を高精度に捉えるためにどのような工夫がなされ、どんな発見があったのか。X線を検出した写真乾板から、数万トンの水をたたえたニュートリノ検出器、そしてヒッグス粒子や超対称粒子の検出を目指す最新鋭の観測装置まで解説する。
目次
1 X線の発見と原子核乾板
2 電離箱とガスカウンター
3 ガスチェンバー内での放電による位置測定
4 工学的粒子検出法
5 その他の粒子検出器
6 素粒子実験の実際
著者等紹介
政池明[マサイケアキラ]
1934年生まれ。1959年京都大学理学部物理学科卒業。1964年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。現在、日本学術振興会ワシントン研究連絡センター長。京都大学名誉教授。専門は、素粒子物理学およびその関連分野(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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