岩波講座 物理の世界 物質科学の発展〈4〉半導体エレクトロニクス

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  • サイズ B6判/ページ数 96p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000111409
  • NDC分類 420.8
  • Cコード C3342

出版社内容情報

携帯電話,パソコン,インターネットなど,半導体エレクトロニクスは現代社会を支えているといっても過言ではない.その基礎となる半導体デバイスの動作原理を半導体の物性,界面の性質などの物理的基礎から解説する.

内容説明

バンド理論をはじめとした固体物理の知見は、20世紀半ばに半導体デバイスという大発明の実を結んだ。それから50年足らずの今日、半導体エレクトロニクスは、携帯電話、パソコン、インターネットなど、今日のIT社会を支える技術の基礎となっている。高度な情報処理を可能とする半導体デバイスはいったいどのような原理にもとづいて作動しているのか。物質中の電子のふるまいから始め、ていねいに解説する。

目次

1 半導体中の電子と正孔(固体の電気的性質;半導体の特徴と種類;半導体中の電子および正孔の濃度;不純物半導体の特性;半導体の電気的性質)
2 半導体pn接合(pn接合の形成;電流―電圧特性;pn接合の空乏層容量;金属-半導体接触)
3 金属‐絶縁物‐半導体(MOS)構造(理想MOSダイオード;MOSダイオードの動作状態;表面電位と表面キャリア濃度;反転しきい値電圧;実際のMOSダイオード)
4 MOS集積回路(MOSFETの電流‐電圧特性;MOSFETの種類;CMOS基本回路;論理回路とメモリ回路)
5 半導体光デバイス(光電変換デバイスの現状;受光デバイス;発光デバイス)

著者等紹介

石原宏[イシハラヒロシ]
1945年生まれ。1968年東京工業大学理工学部電子工学科卒業。1973年東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。現在、東京工業大学フロンティア創造共同研究センター教授。専門は、半導体工学、集積回路、強誘電体メモリ
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