内容説明
ナノサイズの“管”がもつ驚くべき物性を解き明かす。理論、実験、応用の最先端を紹介。
目次
1 グラフェンとナノチューブ―ナノチューブの構造を記述する
2 電子状態―なぜ金属にも半導体にもなるのか
3 電子状態の観測―光スペクトル
4 電気伝導
5 格子振動と電子‐格子相互作用
6 トポロジカル欠陥―格子空孔とナノチューブ接合
7 多層ナノチューブ―層間コンダクタンスのふるまい
8 ナノチューブトランジスタ―電気伝導の実験
9 おわりに―発展を続けるナノチューブ研究
著者等紹介
安藤恒也[アンドウツネヤ]
1945年生まれ。1973年東京大学理学系研究科物理学博士課程修了。東京工業大学大学院理工学研究科教授。専門は、物性理論。とくに低次元電子系における量子輸送現象、量子ホール効果
中西毅[ナカニシタケシ]
1967年生まれ。1995年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。産業技術総合研究所主任研究員。専門は、物性理論。とくにメゾスコピック系における電子輸送現象(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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