岩波講座 東南アジア史〈3〉東南アジア近世の成立

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  • サイズ A5判/ページ数 319p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000110631
  • NDC分類 223
  • Cコード C3322

出版社内容情報

14,5世紀の「交易の時代」には大小の港市国家が生まれ,その対立,抗争,統合の上に東南アジアの近世国家が成立する.本巻では在来勢力と,東西交易の独占を目指すヨーロッパ勢力との覇権をめぐる抗争を分析する.

内容説明

一五世紀にはじまる「交易の時代」には貿易ネットワークの結節点に大小の港市国家が生まれ、その対立・抗争・統合の上に東南アジアの近世国家が成立する。しかしその平和の海は、東西交易の利潤の独占を目指すヨーロッパの武装勢力によってやがて撹乱される。本巻ではこうした在来勢力と外来勢力との交易の覇権をめぐる抗争を分析する。

目次

総説
1 交易の時代(イスラーム・ネットワークの展開;鄭和の遠征;東南アジアの大航海時代;オランダ東インド会社の覇権 ほか)
2 東南アジア国家の領域の成立(一七世紀のムラユ諸国―その構造と諸変化;後期アユタヤ;山の民と平野の民の形成史―一五世紀のベトナム;収縮と拡大の交互する時代―一六‐一八世紀のベトナム ほか)

著者等紹介

石井米雄[イシイヨネオ]
1929年生まれ。神田外語大学学長
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