出版社内容情報
19世紀初頭のフーリエ級数の出現は,関数の連続性や数列の収束,積分の定義などの見直しを迫り,現代数学の実り豊かな土壌となった.解析学の第一歩はここから始まる.
内容説明
この本は2冊からなり、古典解析学の華であるとともに、現代数学を育んできた土壌のひとつでもあるFourier解析の世界を紹介する。同時に、講座『現代数学への入門』で紹介した微分積分の世界から、講座『現代数学の基礎』で展開される解析学への橋渡しとなることも意図している。第1分冊では、主にFourier級数を、古典的な雰囲気を大切に考えて扱い、第2分冊では、Fourier積分を中心に、より現代的なスタイルで扱う。
目次
実関数とFourier解析1(収束;Fourier級数;Fourier級数の応用;実関数の性質(1))
実関数とFourier解析(実関数の性質(2)
Fourier変換
Fourier変換の応用
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