出版社内容情報
意味の研究は,比較的歴史が新しい.語や文の意味とは何か,どう記述するかといった基本的な問題を押さえ,モンタギュー意味論の展開と,認知的意味論の方法論,自然言語処理における表現と計算機構について解説する.
内容説明
意味の研究は、言語研究の中でも比較的歴史が新しい。はじめに、語や文の意味とは何か、意味をどう記述するかをめぐる基本的な問題を明らかにする。そして、意味の形式化を徹底したモンタギュー意味論の展開と、言語現象を人間の認知過程の反映ととらえた認知的意味論の方法論について紹介する。その後、自然言語処理における意味と概念の表現とその計算機構について解説する。
目次
1 意味論の基礎(言語研究における意味論の役割;言語表現の意味と使用者の意味;語の意味関係 ほか)
2 論理的アプローチ(言語と論理;モンタギュー意味論;最近の形式意味論の展開 ほか)
3 認知的アプローチ(認知言語学の登場;認知言語学の特徴;カテゴリー ほか)
4 意味と計算(自然言語処理における意味の取り扱い;知識表現;語彙意味論 ほか)
著者等紹介
阿部泰明[アベヤスアキ]
南山大学人文学部日本文学科
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