出版社内容情報
ブラウン運動などランダムな現象を記述するモデルでは汎関数の確率微分方程式を扱う.このような汎関数の解析はどのようにすべきか.重要な成果をおさめたマリアヴァン解析を中心に,無限次元解析の基礎を解説する.
目次
確率解析(第1章 Wiener空間;第2章 Ornstein‐Uhlenbeck過程;第3章 Littlewood‐Paley‐Steinの不等式;第4章 抽象Wiener空間上のSobolev空間;第5章 分布の絶対連続性と密度関数の滑らかさ;第6章 確率微分方程式への応用)
双有理幾何学(第1章 有理曲線と標準類;第2章 極小モデルプログラム入門;第3章 錐定理;第4章 極小モデルプログラムの2次元特異点;第5章 極小モデルプログラムの特異点;第6章 3次元フロップ;第7章 半安定極小モデル)