岩波講座日本文学と仏教 〈第7巻〉 霊地

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岩波講座日本文学と仏教 〈第7巻〉 霊地

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000105873
  • NDC分類 910.8
  • Cコード C0395

出版社内容情報

今日,仏教の思想的重要性が見直されています.本講座は,日本文化に浸透している仏教思想の影響を文学を核として考察し,日本人の人間観の特質を明らかにするとともに,生きることの意味を考える視座を提供すべく,1993年に刊行を開始,好評裡に完結しました.このたび,読者の強い要望に応えて,再度刊行いたします.

内容説明

いかなる地に信仰のトポスは成立したか。仏神の感応が信ぜられた聖なる空間。そこには口碑・伝承が生れ、信仰篤い人びとによって流布された。信仰と霊地との関わりを、諸寺社の縁起・霊験譚に探る。

目次

第1部 日本における霊地と霊場
第2部 信仰と霊験の諸相
第3部 霊地と文学
第4部 聖地と巡礼

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

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華園聰麿先生「日本における霊地と霊場-『まいり』の現象学の視点から」赤倉沢の行者は不幸を根源的なものとせず、外因に求めるとある。「他人との関わりの中で自己のアイデンティティを認識することを『庶民性』と呼ぶならば、人間その部分はつねに相対的・流動的に働くのであって、他人に対して愛情を振り向け、共感を交わしながら、そのつどの場面ごとに自我の安定を図っていく」→「女性」だからとも思える。経典至上主義の反対局面にあるしぶとさ、したたかさ、活力、バランス。昨年6月再訪、先生と訪ねたお堂は廃墟になっていた。2019/12/31

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