出版社内容情報
東洋は,人類文明揺籃の地・東西文明交流の地であり,この精神世界の巨大な遺産を正しく評価・継承することは,現代必須の課題です.画期的なアプローチと第一線で活躍中の執筆陣を得た本講座は,1988年に刊行を開始し,好評裡に完結しました.東洋への思想的関心がいよいよ高まる今,読者からの強い要望に応えて三たび刊行します.
内容説明
インド思想の深奥へ―。バラモンの宗教がインド亜大陸特有のヒンドゥー教に変貌するまでの、古典思想体系の総説と特質の解明。
目次
1 インド思想史(2)
2 インド思想の展開・続(ヒンドゥー教諸派―シヴァ教諸派・ヴィシュヌ教諸派・タントリズム;南インドの宗教思想;イスラーム思想の影響・ヒンドゥー教の変容)
3 インド思想の特質(アートマン論;輪廻と業)